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​ (カポエイラ)とは

CAPOEIRA

カポエイラというスポーツは、弦楽器や打楽器による演奏と歌、そして人びとの輪の中でゲームが繰り広げられる格闘技で、独特のリズムで繰り出される蹴り技などの駆け引きやアクロバットが特徴的です。

 

このスポーツの起源は、奴隷貿易によってブラジルに連れてこられたアフリカ系黒人が奴隷としての厳しい労働の日々を生き抜くために、心のよりどころとして故郷アフリカのダンスを踊ったり、自分の身を守る練習をしたりしたことと言われています。また、奴隷の看守の目を盗んでダンスを踊っているようにカモフラージュをしたという説もあります。

 

そして、ブラジルにおいて長く続いた奴隷制が1888年に廃止されました。しかし、奴隷の地位の向上は簡単ではありませんでした。カポエイラは主に町の通りなどで行われ、時には強盗などの犯罪でカポエイラが使われることもありました。カポエイラを行うことが約40年もの間法律で禁止されました。しかし、カポエイリスタは警察からの圧力に屈せず、あらゆる方法でこのスポーツを守り通しました。

 

その後、メストレ ビンバというカポエイリスタが、道端ではなく、初めて屋内でカポエイラの教室を開き、カポエイラを格闘技及びスポーツとして確立させ、奴隷文化としてのカポエイラの地位を向上させました。彼は、ヘジオナウスタイルというカポエイラの動きを作り、それはいまでも多くのカポエイラのグループに受け継がれています。2008年にはブラジルの国技としてみとめられました。

 

私達のグループ、アバダカポエイラは、メストレビンバの生徒であった、メストレカミーザの元、ブラジルを始め世界中で活躍しています。

カポエイラを通して、献血促進、乳がん撲滅運動、人権啓発、貧民街の子供の教育支援など様々な社会活動の応援も行っています。

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